「ノーパンしゃぶしゃぶ」という言葉を一度は聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか？
あまりにもばからしい言葉だと感じる方も多いと思いますが、これは日本を揺るがす政治家、官僚、銀行などの間で行われていた癒着事件とも関わる言葉なのです。
ノーパンしゃぶしゃぶの官僚癒着事件とは、客のニーズに合わせた過激なサービスが話題となり、財務省での問題に発展しました。
今回は、ノーパンしゃぶしゃぶの由来や料金、海外での影響、そして現在までの驚くべきその後を解説します。
さらに、芸能人との関係やノーパンしゃぶしゃぶが男性にとってのロマンなども探ってみましょう。
「ノーパンしゃぶしゃぶ」とは
「ノーパンしゃぶしゃぶ」という言葉、飛び抜けてインパクトがありますよね。
このノーパンしゃぶしゃぶは、1998年の官僚癒着事件をきっかけに一般に知られるようになった飲食店の通称です。
まずはノーパンしゃぶしゃぶのサービス内容や料金、関連する情報について詳しく解説します。
ノーパンしゃぶしゃぶとは何か
過去に起こった事件に詳しい方なら、この言葉を聞いたことがあるかもしれません。
「端的に言えば会食でしゃぶしゃぶを食べること」なのですが、当時を知っている方であれば、その汚らわしい内容を知っている人も多いでしょう。
しゃぶしゃぶ店なのですが、その店内にはノーパン(つまり陰部丸出し)の女性店員がおり、彼女たちとは極秘の空間でしゃぶしゃぶを楽しむことができます。
ノーパンしゃぶしゃぶで受けられるおもてなし
こちらのお店で受けられるおもてなしは、ノーパンの女性店員が担当します。
ミニスカートを着用しており、チップを渡すと、彼女たちはその場でパンツを脱ぎ始めるそうです。
また、常にその状態でおもてなしを行うという、非常にスケベなお店です。陰部を眺めながらしゃぶしゃぶを食べるという常軌を逸した行動を行う感情は普通の人には理解しがたいはずです。
ノーパン以外にも様々な設定が
ノーパン以外にも、さまざまな設定があったようです。
例えば、ミニスカートと同様に、床が下から覗ける構造になっていたり、鏡張りで、姿勢を変えれば一部が見えることもあるそうです。
また、上半身の服装は着用していますが、透けすぎて服と呼ぶには透明すぎるものや、ノーブラのような隠すべき部分が隠れていないものなど、元々隠すべきものを隠さないのが基本だったようです。
ノーパンしゃぶしゃぶでの極限なるおもてなし
服装以外にも極限でハードな内容が揃っています。
店内にはあらゆる設定がありますが、もちろんそこで働く女性たちのおもてなしの内容も極限的なものを含んでいます。
高い場所に置かれたアルコール
通常、お酒を注文すると、アルコールは裏側で用意されるか、テーブル上に予め置かれ、そこで注がれるものです。
しかし、このお店では違います。アルコールは、各テーブルの上空などに吊り下げられるようにされています。
もちろん、高い位置に置かれたアルコールは店員がそのまま手が届くわけではありません。そこで背伸びしなければならないのですが、ミニスカートなので、もちろん中の陰部が見えてしまいます。
また、店舗によっては、注文時に床から風が出る仕掛けがあるそうです。
すると女性のスカートがめくれ上がり、もちろん陰部が見えてしまうのです。まさにおもてなしにはこうした変態行為が含まれるということですね。
しゃぶしゃぶの肉を調理する際も同様
肉を注文する際、女性店員が持ってきてしゃぶしゃぶをしてくれるようですが、その時、女性店員はM字開脚をして陰部を客に見せながら料理を行うそうです。
もちろん、注文する量が増えれば増えるほど、そうした調理を行う頻度も増えるため、極限なるおもてなしを楽しむことができます。
内容はあくまで違法としかいえませんが、過去に汚職事件に関与していたしゃぶしゃぶ店がこのようなサービスを提供していたということです。
ノーパンしゃぶしゃぶ官僚癒着事件
まず、この過激さが注目されたのは、官僚による事件がセクシャルな行為に関わるものとなったことによるものです。
その事件についても紹介しましょう。
官僚癒着事件とは？
官僚癒着事件は、現代日本で大きな注目を浴びた事件です。
この事件は、日本の贈収賄スキャンダルの一部であり、財務省に関係しています。事件が発覚した当初、多くの芸能人や一般人が関与していることが判明しました。
ノーパンしゃぶしゃぶ事件の概要
正式には、財務省芸能癒着事件と呼ばれるこの事件は、その過激なサービスで名を知られるようになったものです。これは1998年に起きた事件で、過去に銀行のMOF（財務省）と呼ばれる銀行員が立ち寄り、財務省の役人たちを招いて接待した店舗が、そういった過激なサービスを提供する店舗でした。
MOF（財務省）の役員は証券会社や市銀などの大手金融機関に所属する人物で、中間業務を担当する人物を指します。財務省との往来が頻繁にあり、さまざまな政治や金融に関する情報を求める役割を果たしています。
接待に使用された店舗は、東京の歓楽街・新宿・歌舞伎町のローランであったと思われ、当時多くのマスメディアで取り上げられていたことが有名です。多くの人々の目に触れ、話題となりました。
接待を受けた財務省はもともと大手銀行などの査察機関でしたが、ある努力をした結果、財務省関係者の役人7名が逮捕され、幹部クラスの人々も懲役と給与減額という厳しい処分を受けました。
なぜノーパンしゃぶしゃぶを接待に選んだのか？
多くの人々の目に触れた事件によって財務省は批判を浴びましたが、初めからこのような店舗を接待に使用する理由を不思議に思う人もいるでしょう。このような店舗を使用すると、誰もが悪弊と接待がよくないと感じるはずです。
この店舗を選んだ利点はありません。このレストランを選んだ理由は、通常の性風俗店では領収書を出せないため、飲食費として出せることです。
ノーパンしゃぶしゃぶ事件で自殺者は出たのか？
さらに、この判決が下されたことで事件は終わりではありませんでした。現在の芸能癒着事件は、第一勧業銀行丸の内本店利益供与事件と呼ばれる事件によってその存在が明るみに出たものですが、その事件に関わった人物がおり、その人物が自殺を図りました。
役人たちの逮捕だけでなく、事件に密接に関与していた人々の中に自殺者が出たことで、この事件は非常に大きなものとして一般に知られるようになりました。
議員と官僚の癒着が問題に
このノーパンしゃぶしゃぶ店のオーナーは、実は財務省の高官と癒着していたことが明らかになりました。彼らは金銭的な利益を得るために、芸能人や政治家を店に招待していたのです。
官僚と議員の癒着は、政治家の背後で行われることが多くあります。彼らは特定の企業や組織と利益を共有し、互いに利益をもたらす関係を築いています。このノーパンしゃぶしゃぶ店の事件も、その一例と言えるでしょう。
ノーパンしゃぶしゃぶの由来と元ネタ
事件の舞台となったこの店舗が後に激しく叩かれることとなったその正体と由来を見ていきましょう。
ノーパンしゃぶしゃぶの由来と元ネタはどこから来ていたのでしょうか？はたまた単なる男の願望を叶える為のアイデアだったのでしょうか？
いつからノーパンしゃぶしゃぶが始まったのか？
さまざまな説がありますが、その起源はノーパン喫茶と呼ばれるものに遡ります。当時、この喫茶店が発祥していて、その人気のためにさまざまな店舗が生まれたようです。
その喫茶店の誕生は1978年とされ、それ以降に店舗が生まれたということになります。内容は非常に似ており、肉を食べることが普通の食事で特に隠語などはありません。しかし、そこには過激なサービスも含まれているようです。
発祥の喫茶店はノーパンしゃぶしゃぶの起源なのか？
ノーパンしゃぶしゃぶの発祥となる喫茶店はどのようなものでしょうか？それはセックスショップという一種の店舗です。一見、人々がコーヒーを飲む普通の店舗ですが、セックスショップとして扱われています。
その誕生についてはさまざまな説がありますが、1978年や1981年頃には既に存在していたと言われており、京都や東京、福岡、大阪などいくつかの説があります。同時期に存在しているものの、最初期には京都の錦屋が優勢と言われています。
もともと喫茶店として使われていた店舗が人気を博し、その結果、さまざまな店舗に派生したという見方も強いです。しゃぶしゃぶ以外の飲食店でも、当時国内でラーメン店や牛丼店などさまざまな種類の飲食店の数が増えたと言われています。
ノーパンしゃぶしゃぶの料金はいくら？
事件は注目され、店舗の存在も明るみに出ましたが、もちろん、過激なサービスが含まれているので、それなりの金額がかかります。強欲でやりたい放題だった役人たちは、その利用にいくらのお金を使ったのでしょうか？
ノーパンしゃぶしゃぶは会員制
ノーパンしゃぶしゃぶとは、おそらく会員制の店舗であるとあとで調べたところ明らかになりました。顧客はアイマスクを着用してしゃぶしゃぶを楽しむスタイルであり、会員だけが楽しめる限定メニューだったようです。
ノーパンしゃぶしゃぶのサービス料金
このサービスの料金はいくらぐらいか心配ですが、当時の官僚が楽しんだメニューについて一人当たり19980円のコースだったようです。
他にもメニューがあったかは不明ですが、おそらく食事と悪行を楽しむことで贅沢の極みを味わったのでしょう。
フォアグラや松坂牛などの豪華なメニューがコースに含まれていたと言われています。
オプション料金が高額
豪華なメニューに加えて、独自のオプションも存在していたようです。この当時は同様のスタイルの多くの店舗が存在していた中でも差別化を図っていたようで、事件に使用された店舗も極端なサービスやオプションを提供していたようです。
その中にはお客がわざと物をこぼしたり落としたりして女性に拾ってもらう行為が含まれていたようで、実際の状況は不明ですが、内容は非常に卑劣だったと考えられます。
「ノーパンしゃぶしゃぶ」は今もある？
事件として批判を浴びたのは官僚だけではありませんでした。
もちろん、この店舗も注目を浴び、いくつかの店舗は閉業を余儀なくされたようです。では、この店舗は現在も存在しているのでしょうか？
ノーパンしゃぶしゃぶ店「ローラン」は閉店
汚名を着せられた店舗として騒がれた「ローラン」という店舗について、一度は閉店した後に再興されたようです。しかし、数年間営業していたようですが、2008/9の問題により閉店せざるを得なくなったようです。
一度再興されたとはいえ、報道後の叩きの影響が大きかったことがわかります。
経営不振で打撃を受け、閉店せざるを得なかったのでしょう。
他のノーパン店舗も摘発
もちろんしゃぶしゃぶ店舗はもちろんのこと、全国の過激なサービスを提供する店舗はどうなったのでしょうか？実はこの店舗も閉店を余儀なくされました。官僚汚職事件が発覚した後、いくつかの店舗で摘発が行われたためです。
脱税などをした店舗もあり、店舗経営者は次々と逮捕されました。これらの影響で多くの店舗が倒産し、世間を騒がせた流れは巨大だったため、他の店舗も次々と倒産し壊滅してしまったのです。
風営法の改革が進んだ
こうした店舗が閉店を余儀なくされた理由は、風営法の改革が根本にあるとも言われています。一般に公益法として知られるこの法律は、公共の風俗を営む店舗が守らなければならない法律です。パチンコなどもこの法律の対象となります。
また、今回の事件でエンターテイメントが行われていた店舗のほとんどが、改正風営法に違反していたこともわかります。法に触れていた店舗だけでなく、単純に需要の減少などによる経営不振により、店舗は閉店しました。
ノーパンしゃぶしゃぶは海外にある？
急速に名前が知れ渡ったものの、その内容は過激で極めて下品ですが、日本だけでなく海外にもこのような店舗は存在するのでしょうか？実際の状況を調査してみましょう。
似たレストランはあるが、日本ほど過激ではない
実は海外にはこれに近い存在のものがあります。しかし、その内容は過激ではありません。Boobレストランとも呼ばれていますが、もちろん店内には女性の店員がおり、客に対してサービスを提供します。
しかし、そのスタイルは決して過激ではなく、女性の服装も少しセクシーにすることはなく、もちろんパンツを履いていないこともありません。触ることも一切ありませんし、海外では過激なサービスがないため、この店舗が人気になったのはあくまで存在自体の珍しさだけです。
ノーパンしゃぶしゃぶは海外にも大きな影響を与えた！
日本では過激なサービスを提供しない海外店舗もありますが、最近では海外でも、当時日本で人気だったノーパンカフェが大きな反響を呼んでいるようです。
どの国でも過激なサービスに対する需要があることを意味しているのかもしれません。
ノーパンしゃぶしゃぶ官僚癒着事件からセクハラスキャンダルが財務省で多発
エンターテイメントを通じて発覚した汚職事件ですが、一応解決したとはいえ、政治家たちにはまだ闇の噂が絶えません。
汚職事件の後も、セクハラやスキャンダルが次々と発覚しています。ここでは財務省でのこのような事件を紹介します。
2018年ノーパンしゃぶしゃぶ事件後の次官辞任
汚職事件の後に注目を集めた事件があります。それは、私たちの記憶に新しい2018年に発生した次官の辞任です。財務省の次官の辞任は、財務省関係者をはじめ、この汚職事件から続く問題となり、非常に話題となりました。
彼の辞任に至った理由はセクハラから始まりました。対象女性に対しては極度に卑猥な言葉や行為が行われ、当事者はセクハラの告訴を否定しましたが、彼女は辞任しました。
今も変わらない下品で性的な接待
過去の汚職事件から20年経っているのに、なぜこんなにも下品な事件が多いのでしょうか？これには制度が変わっていないという事実によると考えられます。人は変わっても、当時の汚職事件の人物がまだ残っているからです。
また、男性が女性よりも優れていると考えるいわゆる昔の考え方を持つ人々がまだ多いようで、性的な目で女性を見る行為に何も考えないことが多いようです。その制度はまだ変わっておらず、この事件が結果として起こったようです。
辞任した当事者が否定しているものの、これらの事件によって官僚の忍耐が変わっていないことは明らかです。今後の改善に期待したいと思います。
ノーパンしゃぶしゃぶと驚きの芸能人たちの関係
汚職事件に関わる官僚だけでなく、こんな過激なサービスと関係を持つのは政治家だけではありません。特に、噂されている芸能人に注目しましょう。
元SMAP中居正広の彼女はノーパンしゃぶしゃぶ嬢？
元SMAPの中居正広の彼女が、この店「ローラン」で働いていたとされています。
1997年に噂のあった女性が夜の店でアルバイトしていたというウワサです。
その女性との関係も確定的と噂されており、彼らが夜中の11時頃に一緒に家を出る場面が報じられ、一緒に家を出る場面が報じられました。
マツコデラックスはノーパンしゃぶしゃぶを絶賛？
2015年に放送されたテレビ番組で、マツコデラックスがこの店について話しているシーンが見られます。
その場面では、過激なサービスについて話し、それが問題になっていたこの店の存在を調査したとされています。
マツコデラックスはノーパンしゃぶしゃぶのオプションやシステムなどを見て驚いたようです。
そして、実際の話を聞いた後、注文する肉が増えるほど過激なサービスを楽しめるシステムについて革命的だと褒めていました。
ノーパンしゃぶしゃぶをネタにした作品たち
あまり多くの方法で話題にならない過激なサービスですが、さまざまな場所でネタとして取り上げられることがあると知ると有名です。
ここで、ネタとして取り上げられた作品のいくつかを紹介します。
GTO
人気のある青春コミックですが、セックスショップで時間を過ごす過激なシーンもあります。作品中では、勉強会というシーンがあり、そこに彼らがこの店に行く様子が描かれ、本来であれば教師が訪れることはないだろうという物語として取り上げられています。
芸能界・政界への影響と今後の展望
この事件は、官僚や芸能人に対する大きなショックを与えました。数多くの芸能人や有名人が関与していることが明らかになり、その名前は一斉に報道されました。
現在、この事件の影響はまだ続いています。一部の芸能人は、事件の影響で仕事を失ったり、公の場に姿を見せることができなくなったりしています。
しかし、芸能界は常に移り変わりが激しく、時間が経てば忘れ去られてしまうことも珍しくありません。今後の展望としては、この事件が過去のものとなり、芸能界が元の活気を取り戻すことを期待したいと思います。
現在の状況とその後のまとめ
官僚癒着事件は、ノーパンしゃぶしゃぶ店を舞台にした贈収賄スキャンダルです。芸能人や政治家の関与が露呈し、大きな衝撃を与えました。
事件の発端となったノーパンしゃぶしゃぶという行為は、一部の人にとってはセクシャルなものかもしれません。しかし、それが官僚と政治家の癒着に繋がったことは、社会に対して深い問題意識を抱かせます。
現在、事件の影響はまだ続いており、芸能界に大きな影響を与えています。しかし、時間の経過によって風化していく可能性もあります。
最終的には、この事件が改革の契機となり、癒着問題や贈収賄の根絶に向けた努力がなされることを願うばかりです。