14年前に発生した廿日市女子高生殺人事件の真相と犯人である鹿嶋学の動機が明らかになりました。事件の背後にある驚愕の事実や鹿嶋学のサイコパス的な行動、犯罪心理学からの分析など、事件のその後と現在までを紐解きます。また、2chや家族の今にも触れ、事件の衝撃と感動を伝えます。
- 廿日市女子高生殺人事件の概要
- 廿日市女子高生殺人事件とは
- 廿日市女子高生殺人事件の概要
- 高校生の北口聡美さんが自宅で襲撃される
- 玄関には大量の血が広がる
- ベッドに繋がったイヤホン
- 被害者の祖母と姉も襲撃される
- 犯人は逃走し、14年経って未解決となる
- 廿日市女子高生殺人事件の捜査は困難
- 事件当時に発見された犯人の特徴
- 多くの証拠も存在していた
- 北口聡美さんの父親のブログにも様々な情報が掲載されていた
- 廿日市女子高生殺人事件の真相を究明 ① 被害者の裏の顔とは?
- 被害者は中学時代から才能を兼ね備えた優等生
- 携帯電話の履歴に残る「コウスケくん」と「ナオくん」とは何か
- 裏の顔は嫉妬が原因の噂だった
- 廿日市女子高生殺人事件の真相を究明 ② 近くで起きた心中事件と関係があるのか
- 廿日市で起きた女子高生殺人事件の直後に心中事件が発生
- 夫婦が亡くなる直前に息子が自殺
- 廿日市女子高生殺人事件が「2ch」やテレビで話題に
- 「2ch」では様々な推察が飛び交っている
- 「最強のFBI捜査官が挑戦!」で特集される「日本未解決事件ファイル」にも
- 廿日市女子高生殺人事件の14年後に急展開
- 事件から14年後、別の暴行事件が急展開をもたらす
- 廿日市女子高生殺人事件の概要
- 被害者の特定
- 犯人逮捕
- 鹿嶋学の生い立ち
- 鹿嶋学の暴力性と冷酷性
- 被害者の家族の反応
- 犯行の動機
- 殺人事件の動機について
- 事件の真相
- 関連した別の犯罪の可能性
- 真犯人は別にいる?
- 廿日市女子高生殺人事件の真相は?
- 犯人の特徴とは?
- サイコパスの特徴とは?
- 鹿嶋学容疑者の犯行と犯罪心理学から考える
- 犯罪心理学とは?
- 鹿嶋学容疑者の傾向とは?
- 廿日市女子高生殺人事件の被害者の家族は今
- もう娘に会えないことは変わらない
- 思いをブログで綴る
- 講演や会合で積極的に発言する
- 廿日市女子高生殺人事件の真相が解明された
廿日市女子高生殺人事件の概要
廿日市女子高生殺人事件は、広島県廿日市市で、当時高校生だった北口さとみさんが自宅で刺殺された事件です。犯人は事件後に逃走し、長きにわたって未解決となっており、2018年の急展開によって事件は解決されました。事件の概要や、犯人の育ちや動機について詳しくまとめました。
廿日市女子高生殺人事件とは
廿日市市で2004年に発生した殺人事件です。当時、警察による徹底的な捜査が行われましたが、犯人は逮捕されず、未解決事件となっていました。しかし、14年後に別の事件が事件の解決につながるきっかけとなりました。当時、多くの注目を集めたこの殺人事件について詳しく話していきます。
廿日市女子高生殺人事件の概要
当時、この事件は学校のテストのために通常より早く帰宅し、自宅で休息していた被害者が、突如として自宅で殺害されるという惨劇的な事件でした。その後、犯人は他の家族にも襲いかかり、逃走生活を14年続けた末に逮捕され、事件は終息を迎えることとなりました。
高校生の北口聡美さんが自宅で襲撃される
事件は2014年10月5日の15時頃に始まりました。被害者である北口聡美さんはその日の高校の授業が午前中に行われたテストのみであり、午後に高校から帰宅し、自宅の2階の自分の部屋で休息していました。その平穏な日常が破られ、安心していた自宅へ侵入した犯人に襲撃され、彼女は自分の部屋から玄関に向かって逃げ出しました。
玄関には大量の血が広がる
犯人に襲撃された後、彼女は部屋から逃げ出し、悲鳴を聞いた祖母と姉が本家から駆け寄ると、玄関で犯人によって体の様々な部位に近く10か所刺され、大量の血が玄関に広がっていました。彼女は病院に搬送されましたが、大出血のため残念ながら亡くなりました。
ベッドに繋がったイヤホン
事件当時の彼女のベッドには、部屋の音楽機器に繋がっているままのイヤホンが置かれていました。これから、犯人に気付いた後、彼女は急いでその場を離れて玄関に向かったことが示唆されます。
被害者の祖母と姉も襲撃される
彼女の悲鳴を聞き駆け寄った祖母と姉も被害に遭います。祖母は彼女と同様に体の様々な部位に近く10か所刺されることとなりましたが、何とか奇跡的に生き延びました。危険を感じた姉は幸運にも逃げ出し、自宅から約30メートル離れた園芸店に裸足で駆け込み、助けを求めました。
犯人は逃走し、14年経って未解決となる
彼女と祖母を刺した後、犯人は現場から逃走しました。その後、彼女と祖母は病院に搬送され、姉の尽力により警察が駆け付けて厳しい捜査が行われましたが、捜査は困難を極め、犯人を捕まえることができませんでした。
廿日市女子高生殺人事件の捜査は困難
事件当時の捜査によって多くの証拠と証言が集められました。被害者の祖母と姉の証言によって、犯人の詳細な似顔絵も描かれました。それだけの証拠があるにも関わらず、捜査は非常に困難となりました。
事件当時に発見された犯人の特徴
事件当時に発見された犯人の特徴は、20代で身長約165センチ、頑丈な体格、細い目、頬にニキビ跡があり、当時はやや茶髪で髪が立っているというものでした。これらの特徴に基づいて似顔絵が描かれました。
多くの証拠も存在していた
犯行現場での捜査により、犯人に属すると思われる指紋のほか、当時着用していたとされるDUNLOPのアスレチックシューズのソールからは、26〜27センチのものが検出されました。また、被害者の爪や指の間からも犯人に属すると思われる皮膚片が検出されました。これは後に重要な証拠となります。
北口聡美さんの父親のブログにも様々な情報が掲載されていた
事件発生後に設立された被害者の父親のブログには、怪しいバイクを見かけたとか、若い男が急いで逃げていくのを見たなどの情報も寄せられました。しかし、このような証拠や証言などがあっても、捜査は非常に困難となりました。その理由は、被害者に起きたとされる「ブラックルーマー」が関与していた可能性があるためです。
廿日市女子高生殺人事件の真相を究明 ① 被害者の裏の顔とは?
中学時代の友人が、被害者となった彼女について、家族ですら知らなかった噂があったと証言した。本当にそのような噂があったのか、もしあったとすれば、具体的にはどのような噂だったのか。この噂と事件の間には何か関係があったのだろうか。
被害者は中学時代から才能を兼ね備えた優等生
彼女は中学時代から優れた成績を収め、悪い行為は一切なく、非常に真面目な生徒であった。彼女が通っていた高校は広島県内の高校の中でも高い標準点数を持ち、公立高校への進学のためのベストな予備校として知られている廿日市高校であったため、デザイナーを目指して日々努力を重ねていたようだ。
携帯電話の履歴に残る「コウスケくん」と「ナオくん」とは何か
事件後、証拠として押収された彼女の携帯電話の履歴には、身元不明とされる2人の男性の名前「コウスケくん」と「ナオくん」が登録されていたという。彼女の人脈はそれほど広範ではなく、高校と小学校からの友人、そしてアルバイト先のクリーニング店などが残っていたが、この名前に関しては誰も知らなかった。
裏の顔は嫉妬が原因の噂だった
彼女が被害者になったことで明るみに出たが、事件前に彼女の裏の顔を最初に聞いた友人が、その話を聞いてから「それはあり得ない」と笑い飛ばしていたという。このことから、裏の顔は単純に嫉妬から生まれた噂である可能性が高い。彼女がそんな魅力的な人物だったことがわかる。
廿日市女子高生殺人事件の真相を究明 ② 近くで起きた心中事件と関係があるのか
この殺人事件に関連性がある可能性を持ち、同じ廿日市で起きた夫婦の心温まる事件についても噂が広まっていた。一体どのようなハートフルな事件が噂となって集まっていたのか。なぜこの殺人との関連性が示唆されていたのだろうか。
廿日市で起きた女子高生殺人事件の直後に心中事件が発生
廿日市で起きたこの殺人事件の数日後、同じ廿日市市内でハートフルな事件が発生することがある。数日の間に連続で二つの惨事が発生した上、同じ地域で発生したため、両事件には多くの関心が寄せられた。
夫婦が亡くなる直前に息子が自殺
ハートフルな事件に注目が集まったもう一つの理由は、そのハートフルな夫婦の息子が夫婦が亡くなる直前に自殺を遂げていたことである。事件のタイミングからも、この息子が殺人事件の犯人かもしれないという噂が急速に広まった。
廿日市女子高生殺人事件が「2ch」やテレビで話題に
この事件は発生当時から多くの人々の注目を集め、掲示板サイトやテレビ番組で取り上げられるにつれて、事件の露出度も広がっていった。解決を願う人々の数も着実に増えており、全国の人々が関心を持つ事件となっている。
「2ch」では様々な推察が飛び交っている
インターネットの掲示板サイト「2ch」には、この事件に関するスレッドがあり、多くの人々が犯人の情報や逃走経路の推測、犯行の理由の推測、被害者に関する噂、他の事件との関連など、さまざまな推察を行っていた。ここで様々な推測が生まれ、広まった。
「最強のFBI捜査官が挑戦!」で特集される「日本未解決事件ファイル」にも
インターネット以外でも、テレビ番組「最強のFBI捜査官が挑戦!」で「日本未解決事件ファイル」として取り上げられた。元FBI捜査官がその番組で調査を行い、結果として被害者と同い年の犯人の可能性があると指摘された。
廿日市女子高生殺人事件の14年後に急展開
この殺人事件は長い間進展がなかったが、2018年になって急展開が訪れた。これまでにたくさんの物証や証言があったにもかかわらず進展していなかった調査が一気に進展したものを紹介したい。
事件から14年後、別の暴行事件が急展開をもたらす
この殺人事件から14年後の2018年4月、建設会社に勤務する1人の男が職場で同僚の尻を蹴るなどの暴行を行ったとして通報があり、その男が任意尋問の対象となる。ここから事件が展開していく。
廿日市女子高生殺人事件の概要
廿日市女子高生殺人事件は、2004年に広島県廿日市市で発生した未解決の殺人事件です。14年の歳月が経った2018年にようやく犯人が逮捕されました。この事件は多くの謎に包まれており、事件の真相が明らかになっていません。
被害者の特定
事件当時、被害者となった女子高生の身元は特定されていますが、個人情報保護のため、詳細は公表されていません。
犯人逮捕
犯人逮捕は、警察による自白やDNAと指紋の一致によって成し遂げられました。犯人は事件発生後に廿日市を離れ、山口県からオートバイを使って犯行現場に向かったとされています。
鹿嶋学の生い立ち
逮捕された犯人の名前は鹿嶋学といいます。彼は35歳で事件当時は21歳でした。犯行現場でのDNAと指紋の一致から、この殺人事件の主犯であることが判明しました。
鹿嶋学は事件発生地である廿日市には住んでおらず、山口県の宇部市に住んでいました。事件前の10年間、彼は宇部市の建設会社で勤めていました。同僚や上司からは真面目で仕事に熱心な人物として認識されていました。
鹿嶋学の暴力性と冷酷性
一方で、彼には暴力的な一面もあったようです。同僚の証言によれば、彼は突然態度を変えることがあり、車に乗っている時には、ほかの人たちが急いでいる中で猫をはねたことに興奮して「よし!」と叫んだというエピソードもあります。
被害者の家族の反応
犯人逮捕後、被害者の家族は驚きとともに悲しみに暮れました。被害者の父親は、「彼は内向的で臆病な性格で、こんなことをするとは思いもよらなかったので、私たちも驚いています。」と語りました。
この父親はまた、「私は廿日市に連れて行ったこともなく、関係もありません。ヒューヒューなんていうことも聞いたことも話したこともありません。14年間、心の中にこの思いを抱いていたので、早く見つけていれば、ここまで来なかったかもしれないとがっかりしています。」と、自身の考えを述べています。
犯行の動機
事件の動機は、犯人の逮捕により明らかになりました。しかし、何故犯人は被害者の家に侵入し、殺害行為を犯したのかについてはまだ疑問点が残っています。
殺人事件の動機について
犯人の動機は、決して犯罪の領域を超えなかった広島県内での行為に何か理由があったのでしょうか?事件当時、鹿嶋学は職場で解雇されたばかりで悔しさを感じていました。彼はストレスを発散するために廿日市に来た際に、彼女を見かけたことが偶然だったと供述しています。
事件の真相
彼は自分の部屋に対して何の疑問もなく無駄に暴行し、被害者を何度も刺しました。服装には乱れがなく、犯人の証言で示唆されている淫行の目的に疑問があります。
鹿嶋学の犯行動機についてはまだ真相が明らかにされていません。警察の捜査により、さらに証言や証拠が明るみに出る可能性があります。
関連した別の犯罪の可能性
事件当時、廿日市周辺では多くの窃盗被害が発生していました。また、鹿嶋学はストレスを発散するために頻繁にオートバイで出かけることがあり、事件前から何度か廿日市を訪れていた可能性があります。
もし鹿嶋学が窃盗のつもりで侵入した家に被害者がいたという話が真実なら、同じような方法で彼と遭遇し、殺害された他の被害者がいる可能性も考えられます。
真犯人は別にいる?
実際には、他の事件との関連性や、警察に証言されていない追加の容疑がある可能性もあります。犯人の供述がまだ疑問点が残るため、真犯人の動機や追加の容疑について議論される可能性があります。
廿日市女子高生殺人事件の真相は?
廿日市女子高生殺人事件は、犯人が14年間にわたって逃走し続けた事件であり、ついに事件の真相が明らかとなりました。事件の真相についてまとめてみましょう。
犯人の特徴とは?
犯人の鹿嶋学容疑者は、偶然見つけた被害者を自宅まで追いかけ、約10か所を刺し、祖母とともに襲撃した後、新しい仕事に就き、日常の生活を送っていました。このような行動から、犯人はサイコパスではなかったのでしょうか?
サイコパスとは、心理学において反社会的パーソナリティ障害を持つ人物のことを指します。一般の人々と比べて非常に偏った思考や行動をすることにより、対人コミュニケーションに影響を与えるパーソナリティ障害の一種です。
サイコパスの特徴とは?
サイコパスは、感情の異常性、他人に配慮することができないこと、エゴセントリック、倫理観や道徳観が欠如していること、恐怖心がないことなど、さまざまな特徴を持ちます。サイコパスになる要因としては、先天的な脳の障害や後天的な虐待の経験などが考えられますが、確定的なことはわかっていません。
これらの特徴を適用すると、鹿嶋容疑者はどのような特徴を持っていたのでしょうか?一見すると、引っ込み思案で臆病で静かな鹿嶋容疑者は、サイコパスの特徴には合わないように思えます。
鹿嶋学容疑者の犯行と犯罪心理学から考える
鹿嶋学容疑者の犯行を犯罪心理学的に考えると、なぜ彼がこのような犯罪行為を行ったのか、どのようにしてそれを察知して止める方法がなかったのかを学問的に考えることで、将来の犯罪を少しでも予防することができるかもしれません。
犯罪心理学とは?
犯罪心理学は、犯罪行為を行った人々の心の要因を明らかにする心理学です。犯罪を犯すさまざまな人々が存在し、それらの人々に対応するパーソナリティも同数存在しますが、それらのパーソナリティの特徴を理解するだけで犯罪を犯さないように注意することができるのです。
鹿嶋学容疑者の傾向とは?
犯罪心理学の考え方によると、鹿嶋学容疑者は、ストレスをため込んで発散することができない爆発者の系統であり、動物を殺しても戦慄を感じず、犯罪を犯しても何もなかったかのように逃げ続けた無感情な人物です。
このようなパーソナリティ傾向から転換する方法の一つは、ストレスをうまく解消する方法や、刑務所では被害者の立場と同じように考えることを学ぶことです。鹿嶋学容疑者が刑務所での将来の生活において転換することを願っています。
廿日市女子高生殺人事件の被害者の家族は今
事件から14年が経過し、廿日市女子高生殺人事件はついに解決しました。ある日突然家族を奪われた被害者の家族は、どのような悲しみを感じたのか、事件が解決した今、どのような思いを抱いているのでしょうか?被害者の家族の想いを紹介します。
もう娘に会えないことは変わらない
娘の里美を取り戻すことはできないが、警察と14年間にわたって戦い続けていた里美の父親は、犯人が逮捕されたとの報告を受け、犯人逮捕の日の午後に廿日市警察署で記者会見を行い、自身の思いを語りました。
内容は「この日までとても不安でしたが、ついに曖昧な感じが晴れました。事件が解決してよかったですが、娘に会えないことは変わらない」というものでした。鹿嶋容疑者が逮捕されても戻っては来ない娘に対して、申し訳ない気持ちを抱いていたのです。
思いをブログで綴る
犯人逮捕の報に接し、里美の父親は事件後に自身で立ち上げたブログで娘への思いを綴っています。事件解決まで14年の歳月がかかり、やっと報われる時が来たという気持ちです。
さらに、「守れなかったことを申し訳なく思っている」という気持ちが大きく、新たな戦いを負けずに頑張るときには娘の写真を見て、絶対に負けないように全力を尽くすと宣言しています。
講演や会合で積極的に発言する
現在でも、里美の父親は講演や会合など積極的な活動を続けています。事件が解決し、活動を継続していることから、同じような思いを抱く人が一人でも減ることを願っている様子が感じられます。こうした活動により、風化しがちな事件も減少することでしょう。
婉曲にではありますが、広島県内に限定しても未解決の事件はまだまだ多く存在すると、里美の父親は自身のブログで述べており、所属している「ソラの会」のメンバーや、早期の事件解決に関心を持つ多くの人々が協力してくれることを強く望んでいます。
廿日市女子高生殺人事件の真相が解明された
この事件では、無実の女子高生が自宅に侵入され、殺害され、犯人は14年にわたって逃走を続けました。事件から長い14年が過ぎ去りましたが、ついに事件解決への道が開かれました。被害者とその家族の心が少しでも癒されることを願うばかりです。