ワイオミング事件は、電波ジャックの真相を追求する衝撃の映像事件です。
映像中に登場する人物や意味深な数字、そして背後に潜む犯人について詳しく解説します。また、事件後の動向や信憑性に関する疑惑、そしてヤラセやデマの可能性にも迫ります。ワイオミング事件の謎に迫り、その驚くべき真実を明らかにします。
また、ワイオミング事件はネット上で「検索してはいけない言葉」として有名になっています。
ワイオミング事件事件が検索してはいけないと言われる所以についても触れていきますので是非お楽しみ下さい。
ワイオミング事件の概要
ワイオミング事件とは、アメリカのワイオミング州で発生した大規模な電波ジャック事件と言われています。この記事では、ワイオミング事件がどのような事件だったのか、映像の内容など詳細に解説します。また、事件の真実や犯人の正体についても紹介します。
ワイオミング事件とは
過去に起こった電波ジャック事件の中でも、これほどまでの大きな事件はなかったと言われています。しかし、過去の出来事ゆえに詳細を知らない人も多いでしょう。そこで、一般的な紹介をします。
ワイオミング州で起こった電波ジャック事件
この事件はアメリカのワイオミング州で発生しました。発生時期や実行犯などの詳細は不明で、ジャックされた楽曲も全て不明とされています。ただ、発生当時の映像が残され、現在でも視聴可能なことから、ここからのみ知られる唯一の事件です。
ニュース中に電波ジャックが発生
詳細は後述しますが、当時、ニュースが放送されている最中に突如として映像がホワイトノイズになり、消えてしまいました。そしてその後、しばらくして「333-333-333 We Present A SPECIAL PRESENTATION」という文字列が流れ始めました。
この黒白の放送に始まる内容に視聴者たちは困惑したと言われていますが、その後すぐに特定の文字列に加えて特殊な内容が放送され始めました。その内容は、男性の頭部や顔が短時間映し出されるものでした。
電波ジャックを行った犯人が何を意図していたのかは不明ですが、当時のこのジャック事件の影響は大きく、視聴者も多かったため、現在でも話題になっている有名な事件と言われています。
ワイオミング事件の電波ジャックの映像内容は何か?
目的や犯人が不明な放送妨害事件です。事件を理解するためには、当時起こったジャック事件の詳細を把握していくことから始めましょう。事件の詳細について詳しく見ていきましょう。
ワイオミング事件の詳細① 謎のメッセージと映像
始まりはいつも通りのニュース番組の放送が流れます。いつもの番組中に突如としてホワイトノイズが流れ、それから意味不明なメッセージと映像が流れ始めます。
オープニングのメッセージは数列やメッセージの奇妙なリストでした。その後、それと一緒に不可解な音楽が流れ、見知らぬ男性の顔が映し出される映像が流れました。
ニュース番組中に突如として流れる奇妙な音楽やメッセージ、男性の顔の映像は、約6分以上も続いたと言われています。しかし、もちろんその映像は放送局の意図ではなく、当時大きな話題となりました。
また、当然ですが、この気味悪い映像を視聴した多くの視聴者から苦情が寄せられ、クレームが殺到したと言われています。さらに、リアルタイムで視聴した一部の視聴者は、吐き気や頭痛などの体調不良を訴えたというほどの事件となりました。
ワイオミング事件の詳細② 【閲覧注意】こちらが問題の映像です
奇妙な映像が関わる問題の映像がこちらです。最初は普通のニュース番組でしたが、突然謎のホワイトノイズが入り始めます。映像開始後、5〜6秒の間に起きました。
それから、10秒ほど経つと完全にジャムされ、奇妙な音楽と共にメッセージが書かれます。そのメッセージの内容も意味不明であり怖さがあります。見知らぬ男性の顔も含まれており、非常に不気味です。
その後、映像は続き、メッセージと男性の顔が音楽と共に流れ続けました。この映像は約6パートから成り、約6分後に元のニュース番組に戻ることとなっています。頭痛や吐き気の症状を引き起こした人もいるため、閲覧時は注意してください。
ワイオミング事件の内容③ 脳洗浄映像とも言われる
この事件では約6分間という長い時間、奇妙な映像が流され、元のニュース番組に戻ります。その中には脳洗浄の映像だったと言われています。なぜなら、特定の意味を持たないにも関わらず、視聴者に訴えかけるメッセージ、流れる音楽、場所によって映し出される男性の顔はただのおかしなものではありません。
潜在意識効果を連想させる奇妙な感覚もあり、一部の視聴者は吐き気や頭痛といった症状を訴えたとも言われています。
また、流れるメッセージがつながると、何らかの意図を視聴者に伝えることで心理的興奮を促すような読み方もできると言われています。
さらに、目的は不明ですが、映像を制作した人物は何らかの事実を知っていたと思われ、その事実を無数の視聴者に伝え、彼らに気づかせるという意図があったと考えられています。
ワイオミング事件の電波ジャック映像には何か意味があるのか?
再生された映像が人々に不快感を与える程の逆効果をもたらしましたが、この映像背後には何が意図されていたのでしょうか?意味がわからない映像に含まれる目的や意図を調査していきます。
ワイオミング事件の映像の詳細① 恐怖を煽るメッセージ
調査してみると、この映像の目的はいまだに不明です。始めから終わりまで奇妙な映像であり、音楽や男性の顔が流れると言いますが、その映像の目的や意味は完全に不明とされています。
それは当然のことであり、事実上の確認方法がないという事実により、この映像が再生された後の調査は進まず、実行犯が不明であるか、関与者が既に亡くなっているなど、目的や意図を調査する手段がまったくなかったのです。
ワイオミング事件映像②「フィクションの中に真実」
この映像の中には言葉があります。当時、この文が何を意図しているのか調査されました。そのまま翻訳すると、偽情報を信じない裏側を意味するようにも受け取れます。
しかし、真実はここでも全く分かっていません。関係者だけでなく、当時演奏された曲に関わる人々も、この映像が存在し、放送中に事件が発生していたことを後に知ったとさえ言います。
したがって、演奏された映像の内容はおろか、その映像に含まれるメッセージを知る方法はまったくないようで、調査を行うこともできないようです。
ワイオミング事件映像③ 関係者の死により真実は闇の中へ
事件後の調査では、この映像に関与した人々を一部見つけ出すことに成功したようです。しかし、調査時点では既に関係者は亡くなっていたと発覚したそうです。
関与した複数の人物が特定された際には、「youcanwatshnow」と名乗るIDの人物とその兄が、「Daniel Cable」の一部の映像を所持していたことが分かったそうです。彼はカナダのイエローナイフに滞在しているとされ、その時期にこの映像を入手したようです。
しかし、詳しい時系列やなぜその人物からこの映像が入手できたのかといった詳細は調査時点では失われているため、一切分かっていないようです。
ただし、調査によれば、彼が映像を所有していた当時、映像は複数のパーツに分けられており、その一部をつなげたものがこの事件の際に再生されたとされています。また、この映像の編集と制作は誰が行ったのかも分かっていません。
そして、完成した映像は今では「GMiller」というIDの人物によって入手されたそうです。また、彼らは何らかの目的でジャックを行い、この事件を引き起こしたことを知っているそうです。再生された映像には合計6つのパートがありますが、もともとは9つあったことも分かっています。
さらに、調査を進める中で、名前がGMillerとされる人物は、映像を入手後に混乱状態にあったことも分かりました。彼は無関係な内容を自身のブログに書き綴り、結果的にそのブログを削除したとされています。
その後、彼のブログ内には殺人者たちが集うサイトへのアクセス記事も投稿されていたことも分かります。また、記事内ではこの映像の鍵を握る人物として「Donald Wilson」という人物が示唆されていましたが、彼自体がこの時点で亡くなっており、その詳細も不明です。
再生された映像の後、既に真実を知ることに行き詰まっていたとされます。これが関係者の死が相次いだため、真実が闇の中へとなってしまったと言われる理由です。
ワイオミング事件映像に登場する人物たち
映像の詳細や意味、目的などについては多くの不明な点がありましたが、事件後、日本を含む海外で話題になりました。すると、その話題になった後、映像内に登場する人物がある人物に似ているという疑惑が出てきました。
もちろん、その人物だと確認されたわけではないなど、確証はありませんが、似ているとされる人物には意味があるのではないかという囁きが始まるようになりました。登場するキャラクターに触れてみましょう。
ワイオミング事件映像の登場人物① 伝説の銀河英雄伝説の「ハイドリッヒ・ラング」と類似している?
まず最初に、4分52秒で登場する人物です。この人物が「ハイドリッヒ・ラング」と呼ばれているのではないかという噂が浮上しています。この人物はアニメでの主人公ではなく、ユーリィの役で登場する人物です。
ですので、この映像に登場するキャラクターと考えるのは難しいですが、彼らの顔の構成や表情の感じはまさにハイドリッヒ・ラングそっくりです。もちろん、これに関しても意図や確認はないのですが、登場があったという事実は何かを示唆しているかもしれません。
ワイオミング事件映像の登場人物② 正岡子規に似ている人物
そっくりだと思われるキャラクターの中には、有名な歴史上の人物もおりました。それが、約2分25秒あたりで登場する人物です。プロフィールを見せている男性が、正岡子規に似ている人物に似ていると言われています。
正岡子規に似ている人物は詩人であり、海外の映像にまさかこちらも登場とは非常に考えにくいです。
しかし、顔の構成や映像で見せられる構成は、正岡子規に似ている人物に見えなくもありません。もちろん、偶然と考えることもできますし、正岡子規に似ている人物だったという確証もないため、どちらの人物も完全には分かっていないようですが、この事件が海外で報じられたことにより、こういった新たな発見がなされたようです。
ワイオミング事件映像に登場する数字の意味とは?
調査を行っても映像に登場するメッセージの意味が明確に理解されることはありませんでしたが、議論が生まれたのです。それは、天使の数字と呼ばれる数字との関係や、そのスピリチュアルな意味合いの検証です。詳しく見ていきましょう。
ワイオミング事件映像の「3」の意味 ① 天使の数字における意味
まず最初に、人々の中にはまず天使の数字がどのようなものか知らない人もいるでしょう。古代から「数」は神秘的なものと関連づけられている存在と考えられています。また、数には独自の振動や周波数を持つと思われています。
天使の数字とは、その考えの下で現れる神秘的な数字を示す思考の一つの指し示し方です。私たちの周りには天使がいて、天使たちは数を通して何かしらのメッセージを残しているとされます。
そして、メッセージに登場する数字にフォーカスしてみると、この映像に登場する数字は「3」だったそうです。この数字に含まれる内容は「アンデッドのマスターが近くにいる」というものです。
アンデッドのマスターとは、依然として存在している僧侶や治癒者を指すと言われます。これらの存在は現在ではアンデッドになっており、我々に近い存在となっているそうです。この点からも研究を進めることが可能であるとされています。
ワイオミング事件映像の「3」の意味 ② スピリチュアルな意味
天使の数字とは別の角度から検証された内容も存在します。それがスピリチュアルな側面からのアプローチです。本来、数字「3」は素数と呼ばれ、それらの一つから構成されるものを意味する言葉です。
例えば、宇宙は3次元で構成されており、生命には過去・現在・未来の3つの要素があり、魂・体・霊魂といった三位一体の考え方もこの3の構造についての考え方です。つまり、3つから成り立つ言葉を示し、完成や安定性を意味するものとして用いられます。
それは縁起の良い数字でもあります。「3」は「満ち溢れる」という言葉と同じ発音となり、実現や成就する願いに縁起の良い数字として昔から考えられてきました。この意味も、メッセージにおいて考えられる一つの意味であるかもしれません。
また、宗教的な意味合いも持ちます。「3」という数字はキリスト教において三位一体を表すとされています。魂・精神・肉体の3つの要素を示しています。エジプトのピラミッドにも三角形が存在し、ここでも「3」が神聖なものとされていると言われています。
ヒンドゥー教では、昇る三角形は男性原理を表し、下向きの三角形は女性原理を表し、神聖なエネルギーや神聖性を示すとも言われています。また、中国の陰陽思想でも奇数は縁起の良い数字とされており、「3」もそれに含まれるという考え方が昔から存在しているようです。さまざまな面からも考察ができるようです。
また、アメリカでよく耳にするフリーメイソンという関係にも「3」という関係があると考えられています。前述のエジプトのピラミッドの考察から、アメリカの紙幣に描かれているピラミッドに何かを導くものがあるとされているためです。
そして、その中にはフリーメイソンを象徴する目が記されています。これらの視点からも、何かしらの重要な関連する数であると考えることも可能です。身近な数字ですが、そこにさまざまな意味があると言え、霊的な側面からも議論が進められることでしょう。
ワイオミング事件映像のBGMとは?
映像に使用された音楽についても検証や分析が行われました。その音楽は浮遊感と深みを感じさせるものでしたが、これを分析した人が、ある映画から使用された音源ということを突き止めたようです。
その映画のタイトルは「サイレントヒル」です。カナダとフランスのコラボレーションで制作されたホラー映画でした。これがゲームタイトルとしても知られる人気のあるホラーゲームを元に制作された映画です。映画も非常に人気があり、単独で映画を鑑賞しても興行収入が5000万ドルに達するヒット作と言われています。
もちろん、なぜこの音源が使われたのか、その理由は分かりませんが、ホラー映画に使われる音源ということで非常に効果的な音楽であることは間違いありません。
ワイオミング事件映像に登場する言葉とは?
事件で再生された映像を観ると、さまざまなタイミングでメッセージが再生されていますが、再生される言葉の意味は何なのでしょうか?登場する言葉の日本語訳を紹介します。
文字通りの翻訳は以下の通りです。短い文ですが、心理的な不安を煽る言葉であることがなんとなく想像できるのではないでしょうか。
当時、リアルタイムでこの映像を視聴した人はもちろんいますが、のちに海外でこの映像を視聴した人たちの中にも不安を感じたという人は多くいました。日本人もその中に含まれており、何かしらの恐怖や不安を感じたのは何ら不思議ではないでしょう。
また、その言葉と共に再生される男性の映像や音楽の効果も相まって、その感覚が一層煽られているように感じられます。心理的な不安を煽る要素をすべて備えた内容とされています。
以下が登場する言葉の日本語訳です。
「私たちによる特別なプレゼンテーション」「こんなに素敵なものを見るはずです」「なぜあなたは嫌いなのですか?」「あなたは病気です」「私たちはあなたを治したいだけです」「あなたの心の中に何が隠れているのか?」「それはすでに見てきたことです」「あなたはすべてを失うかもしれません」「何もが無価値です」「永遠に隠れることはできません」「私たちはドアの前に立っています」「あなたは道に迷っています」「フィクションの中に真実があります」「すべての善良なもの」
ワイオミング事件の真実!犯人はいったい誰だったのか?
この事件について真相を知ることは非常に困難で、誰も真実を知らないと言われていました。しかし、突如として真実が明らかになります。さあ、犯人が誰なのか、隠された真実について調査を進めていきましょう。
ワイオミング事件の真実 ① 作成者によるフェイクなジャック映像だった
結論から言うと、この事件は完全なでたらめでした。公共の放送が乗っ取られて男性の顔と意味不明なメッセージが流された事件でしたが、全てがフィクションの物語だったのです。電波を乗っ取られたとか、犯人がいるとかは全て嘘です。
なぜなら、その始まりが疑問に思われるからです。当時の映像が事件後にYoutubeに投稿され、世界中の人々の注目を集めました。その時にある疑念が生まれたのです。それは画質が非常に高いことです。
また、公共の電波を乗っ取ったにもかかわらず、スムーズに映像に切り替わります。まるで映像を編集したような形で変わっていくのです。ここから推測がなされました。それは、事件そのものが嘘だったということです。
この映像は捏造されたものであり、公共放送を中断させた映像から全てがでたらめなのです。そしてこの推理は確信に変わっていくのです。なぜならば、作成者らしき人物がいるサイトも存在することがわかったからです。
そのサイトの名前は「Something Awful Forums」というサイトです。そこで、この映像が複数の作成者によって作成され、その後、Youtubeに転載されたことが明らかになりました。
それゆえ、複数の作成者が投稿した映像こそが、この時点までの大事件に関する真実だったのです。つまり、事件の犯人と呼べるものは何もなく、それを作り上げたクリエイターたちの仕業だったのです。
ワイオミング事件の真実 ② マックス・ヘッドルーム事件の影響
このようなクリエイターたちの手によって映像が作られた裏には、ある事件が関与していると言われています。その事件とは、「マックス・ヘッドルーム事件」です。
この事件は実際にはラジオジャックの事件であり、1987年11月に発生したものです。シカゴで起きた事件で、ニュース番組の最中にマックス・ヘッドルームに扮した人物が突如登場し、いたずらを行ったというものでした。
彼は不適切な言葉を口走ったり、アニメの歌を歌ったり、尻を見せたりと好き勝手にやりたい放題であり、さらに同日に二回放送がされたということです。その後、FBIによる捜査が始まり、犯人像は「放送に関連する専門知識を持つ技術者」と絞られましたが、逮捕者は出ませんでした。
また、この事件と今回の事件が関連している理由は、この事件を目撃したいくつかのクリエイターが存在したことから、クリエイションの動機に繋がったと言われています。この事件はオカルト好きな人々に興味深く映ったことが反映され、好奇心から映像が作られたとのことです。
ワイオミング事件の真実 ③ 後から設定などが追加された
映像も事件も、この事件に関することは嘘だったのです。では、放送を視聴した視聴者が体調不良になったという情報や、作成者が死亡し、さらにはこれ以上の調査ができないという情報はどこから来たのでしょうか。
しかし、実際にはこの情報も後から追加されたものであり、完全なでたらめだったことがわかっています。まず第一に、当時ジャックされてから映像が流されたという情報自体がフィクションであり、被害者が現れたという事実も追加の設定なのです。
また、映像に関与した複数の人物の名前が挙げられ、既に亡くなってしまっているため調査が不可能だという情報まで存在しましたが、消えた関係者たちが全て後から追加されたものであり、そこに事実は全くありません。つまり、映像の存在以外の一般的な事件に関する全ての話は作り話なのです。
ワイオミング事件の主犯・犯人は誰だったのか?
事件全体はでたらめだったとしても、その内容は様々なところで波紋を広げましたが、この事件の主犯は何が起こったのでしょうか?多くの人々が関与したにもかかわらず、結局のところただの映像を作っただけなので、犯人のその後が気になります。
ワイオミング事件の犯人は誰? ① 違法行為ではないため逮捕はされていない
結論から言うと、犯人とは言えないクリエイターたちの行動は違法行為ではないため、逮捕されていません。もちろん、多くの人々が騙された事実はあるかもしれませんが、それは洗脳やお金を巻き上げる行為ではなかったのです。
また、作成された映像自体は放送に関する専門的な知識がなかったためにゼロから作られたものであり、放送局に対しても何ら被害はなかったようです。つまり、何も問題がないため、逮捕はされていないのです。
ワイオミング事件の犯人は誰? ② 今もでたらめな話として楽しまれている
今回話題になった事件の詳細について、映像のクオリティやそれに続く詳細な設定などが含まれていることから、かなりの人々が騙されたと言われています。
しかし、この事件はその後も多くの人々によって見られ、実際に存在した事件のようにリアルな出来事として受け取られているため、初めて見る人もインターネットユーザーも既に知っており楽しんでいる有名な事件として今もよく知られているようです。
【ワイオミング事件】ラジオジャックは可能なのか?
今回の事件がでっち上げられたことはわかりましたが、現代においてラジオジャックは一体どの程度可能なのでしょうか?現在の放送システムの事情を踏まえながら紹介していきます。
地上デジタル放送は暗号化されているため難しい
現在、我々がテレビを見ている環境でこのラジオ波をジャックすることは可能なのでしょうか?結論から言えば、非常に困難だと言われています。それは、現在の地上デジタル放送が暗号化されているためです。
自宅のテレビを見ても分かるように、何か「B-CASカード」と呼ばれるものがテレビに挿入され、これによって暗号化された信号が見えるようになっています。そのため、これらのラジオ波をジャックすることは非常に困難だと言われています。
また、現在は地上デジタル放送の完全実施と同時に、総務省総合通信局による電波監視のためのシステムが完全に進行中であり、それによる乗っ取り行為は理論上難しいとも言われています。
ラジオはテレビに比べて容易と言われている
テレビと同様、ラジオの乗っ取りも心配されるところですが、例えばテレビに比べるとラジオの方が比較的容易に乗っ取ることができると言われています。これは、ラジオが元々その周波数帯に適応した強力な送信機を使用していたためです。
そのため、理論的には、それよりも強力な送信機を使用すれば、その周波数帯を乗っ取ることが可能になるとされています。これまでも宣伝や通信妨害などの実例が存在したようなので、テレビに比べるとそこまで困難ではないようです。
電波ジャック事件は他にも起きている
ワイオミング事件とは、違法な電波ジャックによって起こされた放送妨害事件の一つです。電波ジャックとは通常の放送を乗っ取り、独自のコンテンツを送信することであり、違法な行為です。この事件は、インターネット上に投稿された不気味な映像が話題となりました。
過去に起きた電波ジャック事件
ワイオミング事件だけでなく、過去にも電波ジャック事件が発生しています。例えば、有名な事件として「Max Headroom Incident」があります。この事件では、犯人が放送を乗っ取り、視聴者を驚かせた後、謎の発言や下品な行為をする映像が流れました。また、ボランティア団体の一部が、中国の中央テレビ局の放送を妨害した事件や、チェコ共和国で起きた核攻撃の映像が流れる事件もありました。
日本での電波ジャック事件
日本でもワイオミング事件と似たような放送妨害事件が起きています。例えば、東京の杉並区で「災害防止ラジオジャック事件」が発生しました。また、オウム真理教が関与した「地下鉄アム歌事件」も記憶に新しい事件です。
デマやヤラセが注目を集める事件
世界中には、デマやヤラセが関わる事件が存在しています。その中でも「ピザゲート事件」は注目されました。この事件では、ピザ店に武器を持った男が乗り込んで店主を脅し、陰謀を暴くために犯罪行為を行いました。しかし、その男に関する情報は偽りと間違った情報でした。この事件は、ピザ店の地下で人身売買が行われているという虚偽の情報によって広まりました。
以上が、ワイオミング事件と類似の事件やデマ、ヤラセが注目を集めた事件の一部です。これらの事件は、放送妨害や偽情報の危険性を示すものであり、正当な放送を守るためには法を遵守する必要があります。
最大の電波ジャック事件として世界を騒がせた
ワイオミング事件は、電波ジャックの中でも最も大きな事件として知られ、一時は被害者も登場し、深刻な騒動となりましたが、すべてが偽りであり、非常に入念に仕組まれた情報であることが判明しました。
この世界を惑わした大事件は、後世に語り継がれることでしょう。
ガルフ戦争の引き金は少女のせいだったのか?
だが、ガルフ戦争が一人の少女をきっかけとして引き起こされたという噂は、終戦から1年が経った頃から広まったデマであることが結論づけられています。きっかけは、イラク軍によって彼女の赤ちゃんが床に叩きつけられて死亡したという少女の訴えが映された映像です。
この映像が流されることで、多くのアメリカ人が反戦派から戦争支持派へと変わり、ガルフ戦争が勃発しました。もちろん、流された映像の内容自体もデマであり、戦争の理由も嘘であることが、ある記者が少女の発言内容や映像で映される施設などからそれがデマであることを発見し、報じたことで明らかになりました。
デマやヤラセを見分けるコツとは?
これまでに起きた国内外の事件を紹介しましたが、これらは単なる一例に過ぎません。このような事件の他にも、世界中には多くの作り話やでっち上げが存在し、緻密さから真偽の判別が難しいものも多くあります。
そこで、このような虚偽情報を見抜くために注意すべきポイントを追っていきましょう。もっとも効果的な方法は、情報の出所を調べることです。もし、その情報の出所が新聞などの公共メディアであれば、一定の信憑性があると言えるでしょう。
今回紹介した事件の原点を追ってみると、それはインターネットの掲示板などで広まった情報だということがわかります。多くの人々がこれを目にし、真偽にかかわらずブログなどで拡散した人々がおり、さらに多くの人々が報告し、危機的な状況に陥ることとなりました。
それによって多くの人々が知ることとなるため、真実の出来事を誤解しやすい状態に陥ってしまいます。これを防ぐためには、情報の原典を迅速に検索し、信頼できるメディアかどうかを確かめることで、真実かどうかを迅速に見抜くことが可能になるでしょう。
ワイオミング事件をわかりやすくまとめ!
以上のように、ワイオミング事件は電波ジャックの中でも最も大規模な事件として知られ、世界中を騒がせました。しかし、そのすべてが完全な作り話であることが明らかになりました。その後は、この事件を教訓に、より高い警戒が求められるようになりました。