黒兎事件の概要や吊し上げの背景、主催者や運営の対応、そしてこの事件から学ぶべきオンラインゲームでの注意点や教訓について解説します。
プロバハHL救援事件など、他のオンラインゲーム関連事件も紹介します。
オンラインゲームをプレイする際に犯罪に巻き込まれないために知っておくべきポイントを見逃さないようにしましょう。
黒兎事件の概要
「黒兎事件(プロバハHL救援事件)」は、オンラインゲーム「グランブルーファンタジー(通称グラブル)」内で発生した、インターネット上の集団リンチ事件です。この黒兎事件により、無実のユーザーが告発され、ゲームから引退する結果となりました。この事件の概要、加害者の現状、事件から得られた教訓について紹介します。
黒兎事件とは?
現在、この社交ゲームは日本で非常に人気があり、アニメ作品も放送され、それらも高い人気を誇っていますが、ここではこのゲーム内で発生したこの事件の詳細を簡単にまとめたいと思います。
オンラインゲームでの騒動
この事件は、グランブルーファンタジーというゲームでの騒動として知られており、ある程度内部を知っている人であれば、知らないことは何もありません。このゲーム内では放送者として有名なアシュさんという人物が、主催者として呼びかけたことで、偶然にマッチングされたプレイヤーたちを中傷し、それが原因で騒動化したとされています。それほどまでに恐ろしい事件であり、このゲームをプレイしている誰もが知っていると言われています。
黒兎事件の発生経緯
ここまで、事件の詳細について簡単に触れてきました。ここからは、この事件が具体的に何だったのか、なぜこの事件が批判を受けたのかといった点を見ていきましょう。
オンラインゲームで一人参加者が遅刻し、外部の人間(黒兎)が戦闘に参加する
まず、この事件の発端として、ゲーム内のマルチプレイが行われるイベントで、放送者が参加できる人数に上限があるということで、すでに決まっているメンバーを集めて捕獲することが計画されました。また、この時の放送では、主催者が決めたメンバーだけが視聴できるように放送されました。
それから参加プレイヤーを募集しましたが、ゲームを開始する際に、一人のメンバーがゲーム内の装備品を選ぶのに時間がかかり、実際に一人足りないという状況になりました。その間に、予定外の参加者がマッチングされ、今回の被害プレイヤーとなったのです。
主催者が黒兎氏を非難
このように、主催者の部屋に入るしかなかったわけですが、主催者はそれを中傷し始めました。これに対する理由も、中断や強制的な侵入など、確定されていない理由であったり、他人のプレイを利用する寄生虫であるとも述べました。
黒兎氏の情報などもTwitterで拡散し炎上
その後、何故か主催者はこのプレイヤーをインターネット上に晒すと言い出し、この主催者に接続している他のメンバーにも同様に晒せと指示し、本来は手詰まりだったはずの参加メンバーも自己中心的な中傷でインターネット上に晒されてしまいました。
その後もこのような自己中心的な中傷行為や一般プレイヤーを中傷するためにインターネットに晒す行為は過激すぎるため、主催者たちは多くの批判を浴びることとなり、炎上騒ぎとなりました。
ユーザー「黒兎」氏が非難された理由
ここまで、自己中心的な中傷により起きたゲーム内の騒動の概要について見てきましたが、ここでは、イベントにマッチングされたプレイヤーがなぜ主催者によって中傷されることになったのか、詳しい理由を見ていきましょう。
ID割込み参加疑惑からの中断による概要
まず、主催者が非難した理由の一つは、指定メンバーではないために参加を強要された可能性があるため、対象のゲーム内IDを検索してしまったのではないかという点です。主催者たちは、この点からプレイヤーたちに制限がかけられたと結論づけたのです。
ただし、この点はゲームシステムの観点から考えても偶然的なものであり、被害者たちには何の問題もなかったことは疑いようがありません。主催者が放送中にただの非難を行っただけのことです。
タブー「寄生ワンパン」の禁忌を犯した?
主催者たちが非難する別の理由は、本来行ってはならない寄生行為を行ったという告発でした。今回のターゲットは当時非常に強力な存在だったため、報酬を得るためだけに参加したのだと思われます。
ただし、これに関しても、この行為はゲームをプレイする側から見れば明らかに許されないものですが、どこにも証拠がないため、告発の範疇を超えています。結局のところ、今回の被害者が偶然に参加したと考えるのが妥当です。
黒兎事件のその後
ここまでこの事件を見てきましたが、この騒動の後、今回被害を受けたプレイヤーたちは具体的にどのような状況になったのでしょうか?今後、ここでは被害者たちのその後と、事件後に受けた傷害についても見ていきます。
黒兎事件後: 自己責任を感じて引退
このような存在しない非難やネット上での集団被害者化の継続的な晒し行為のために、ついにプレイヤーたちはこのゲームそのものから引退することとなりました。ネット上での人々の見方に対しては、こういった人間関係に関する多数の問題があるのです。
近年では、ゲームを楽しむことができなくなる人々が増えているため、このプレイヤーもゲームをプレイしようとする気持ちを失ったのです。
黒兎はトラウマになった
この騒動の後、被害者プレイヤーは非常に重い心的なダメージを受け、このゲームを心地よく楽しむことができなくなりました。騒動中、このゲームアプリのアイコンを見るだけで不快感を覚えるほどに追いやられたことからも、ネット上での晒し行為がどれほど恐ろしい行為であるかはよく知られています。
黒兎への励ましの言葉が次々と届く
この事件によって引退したプレイヤーについて知った人々は、インターネット上からこのプレイヤーへの励ましや応援の声を聞きました。ゲームを嫌いにならないでほしいという声や、非難するのではなく、再びこのゲームを楽しんでもらいたいと心から願っている声が多くありました。
励ましの声の中には、再び一緒にこのゲームをプレイしようと誘う声もあり、本当にこのゲームをプレイする人々が楽しんでくれることを心から願っているインターネット上の声が存在しました。
吊し上げ行為を行った主催者生主「あしゅ」のその後と現在
ここまで、今回の被害者と言えるプレイヤーが引退した様子を見てきました。これからは、この騒動の後にライブ配信を行っていたアシューガの活動について見ていきます。
【生主あしゅ】グループのメンバーに罪を擦り付け、逆に炎上
この騒動に対して、主催者や他の参加者、宣伝をしていたメンバーたちは、インターネット上で謝罪を行いました。しかし、この謝罪には、謝罪ではなく言い訳と言えるような文章が含まれており、結果としてさらなる炎上を招くことになりました。
内容に関しては、ゲーム内でコミュニティとして交流し、許可なく行っていたメンバーたちが行ったとしても、それが受け入れられるものだという見方ができました。結果として、これがさらなるネット上の炎上につながったのです。
黒兎事件の主催者生主「あしゅ」はグラブルを引退し消息不明に
この事件の主犯格であるアシュさんは、グラブルプレイヤーとして非常に有名でしたが、その後、ゲーム内アカウントを削除し、完全に姿を消しました。現在もプレイしているかどうかは不明です。
インターネット上のツイッターアカウントも削除され、この事件に関するネット上の内容も確認することができません。また、この他のメンバーのアカウントも削除されており、騒動から逃げ出したとも言われており、これも批判の原因となっています。
黒兎事件への対応と運営、そしてその後
このイベントを主催したライブ配信者も、引退という形で姿を消しました。また、この騒動に関するライブ配信も削除されていましたが、関連する動画が様々な動画投稿サイトに現れ、様々な人々の注目を集めるようになりました。
その後、動画自体も削除されたが、ゲーム運営に何らかの関与があったのではないかと言われています。その結果、主催者や他のメンバーに具体的な罰則が与えられなかったことが、ゲームプレイヤーから批判されたポイントとなっています。
黒兎事件の問題点とは
ここまで、この事件について、主催者たちの謝罪や運営の対応について、ゲーム内で起こった騒動をまとめました。ここでは、まずはこの事件について、私が初めて知ったことについて、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
黒兎事件の問題点① 良いプレイヤーが吊し上げられる
まず、この事件で最も大きな問題点は、彼らが自己中心的な告発をし、非の打ち所のないプレイヤーたちを中傷したことです。これについては、オンラインゲームをする以上、守らなければならないポイントにそぐわない行為であるといえます。
そして何よりも、インターネット上で集団中傷が行われたことは、許されない行為と言えます。このため、良いプレイヤーがこの件でゲームを引退しているため、これが最も大きな問題であると言わざるを得ません。
黒兎事件の問題点② 匿名性がリンチを加速させたのか
考えられる問題点として挙げられるもう一つは、インターネット内での匿名性の利用です。自分自身の情報が明かされないため危険がないと勘違いし、複数人によるオンライン中傷が野放しにされた可能性があると思われます。
いくら有名で優れたプレイヤーであっても、ゲーム内やインターネット上で一人をターゲットにして攻撃するべきではありません。快適にゲームをするためには、子供たちの問題がオンラインゲームの最大の問題であると推察されます。
黒兎事件から学ぶべき教訓とは
ここまで、今回のグラブル内で起こった騒動の一部の問題点を見てきました。ここからは、この騒動から見えるインターネット上の教訓についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。
黒兎事件からの教訓①インターネットゲームにおける匿名性の重要性を再認識
現在のゲーム内の騒動を踏まえると、匿名で行動することの重要性を再認識する必要があります。先述のように、情報を示さずに相手を中傷することで、周囲が熱くなるリスクがあるということです。
さらに、匿名であるからといって、プレイヤーたちを批判する人も複数存在することも事実です。ゲーム内では個人情報を出さなくてもよいとはいえ、その発言には責任を持つようにする必要があります。
黒兎事件からの教訓②インターネットでの情報を鵜呑みにしない
そして、第二に、インターネットで聞いた話を完全に信じ込まないようにすることが大切です。今回も、インターネットで聞いた話だけを信じ込み、被害者であるプレイヤーを中傷するユーザーが多数存在しました。
ここから、まずは自分自身でインターネット上の情報が本当に正しいのかどうかを判断することが重要です。ゲーム内の嘘に惑わされないように、しっかりとした知識を身につけるようにし、こうしたことに加担しないよう注意する必要があります。
オンラインゲーム内の事件は他にもあった
これまでグラブル内で起こった騒動について見てきましたが、これ以外にもオンラインゲーム内でのトラブルはいくつか存在します。今回は、今回紹介したゲーム以外の事例を見てみたいと思います。
血のバレンタイン事件
この事件は競技型のオンラインゲーム内で起きたもので、バレンタインデーにPvPゲームをプレイしているプレイヤーのサーバーにお菓子が配布されるイベントがきっかけとなりました。
ここで、装備を持っていないEnjoyerと呼ばれるプレイヤーたちがこのサーバーに押しかけますが、装備を固めたプレイヤーたちに敗北し、多くのプレイヤーがこのゲームから引退する事態となりました。
B-R5RBの大虐殺
この事件はオンラインゲーム内で起きた最大の紛争です。あるプレイヤーの小さなミスがきっかけとなり、試合の総時間がなんと21時間にも及ぶ大試合となったと言われています。さらに、この時に使用されたゲーム内通貨の総額が現実の世界で3000万円に上昇したそうです。
このゲームでも最大の試合の一つが行われたことを知ったこのゲームの担当者たちは、この試合が行われた舞台である特別なスポットを作り、この試合で失われた様々な遺物を永久保存することにしました。
ゲーム内の問題が殺人未遂に発展した事件
これまで様々な騒動やゲーム関連の事件を見てきましたが、今度はゲーム内での人間関係のトラブルが原因で殺人未遂に発展した事件を見てみたいと思います。
ガンダムオンラインで起きた殺人未遂事件
この事件は、オンラインゲーム内で口論となり、そのために戦っている友人の家まで行って刺し傷を与えた男が逮捕された事件です。その後、犯人は被害者の父親に刺したことを告白し、最終的に逮捕されました。
二人の口論の直接の原因は、ゲーム内のメッセージでお互いを批判する発言をしたことだったと言われており、怒りに駆られた彼らが親の家までやってきたということのようです。
二人は10年間の仲間
この二人はオンラインゲームの前から友人としての関係があり、出会ったきっかけもゲームセンターだったとのことです。その後、ゲームを通じて友情を深め、10年間友達として仲良く過ごしてきました。
オンライン協力があるこのようなゲームでは、一緒に目標を達成することができる充実感もありますが、それによってゲーム内での問題が絶えないということもあります。オンラインゲームをプレイする際には、これらの点に注意しながらプレイしましょう。
オンラインゲームで犯罪に巻き込まれないための注意点
これまで様々なゲームで起きたオンライン騒動などを見てきました。ここからは、このようなコンテンツのあるゲームでプレイする際に特に注意すべきことや注意点を考えていきます。
オンラインでのチャットには注意
まず、オンラインゲーム内で必ず存在するメッセージについて、しっかり目を向ける必要があります。元々、情報交換や攻略に関する情報交換の場として非常に便利ですが、ここが犯罪に巻き込まれる可能性が最も高い場所です。
そういった場所では個人情報のやり取りも行われるため、犯罪に利用されることが多いです。さらに、協力プレイをする場合には友人間のトラブルも起きやすいため、そういった点にも注意が必要です。
黒兎事件とは?わかりやすくまとめ!
オンラインゲームが社会問題化した事件として、よく知られているのが黒兎事件です。黒兎事件は、プロバハHL救援を募集する形で行われた悪質な吊し上げ行為であり、オンラインゲームコミュニティ内で大きな反響を巻き起こしました。
プロバハHL救援事件の概要
プロバハHL救援事件は、オンラインゲーム内でのプレイヤー間の連携を重視するイベント「プロバハHL救援」の募集を装って、標的となるプレイヤーを吊し上げる行為でした。吊し上げられたプレイヤーは、虚偽の情報やデマによって他のプレイヤーから誹謗中傷を受けるなど、精神的な苦痛を被りました。
主催者と運営の関与
この事件では、特定の団体が主催者として行動していたとされています。主催者は、オンラインゲーム内での募集掲示板やチャットルームなどを通じて、参加者を集めました。また、運営もこの事件に関与していたと言われており、一定の責任を問われています。
オンラインゲームにおける注意点
オンラインゲームには、情報が盗まれるリスクや悪意を持った行為が存在します。特に、メッセージのやりとり中において情報が盗まれ、悪用される可能性があるため、確固たる判断力を身につけ、適切に対処することが重要です。また、メッセージ内のリンク先から有害なサイトに誘導されるなど、悪意のある行為もあります。こうしたリンクには絶対に触れず、自分が所有するアイテムが盗まれることのないよう注意しましょう。
黒兎事件からの教訓
今回の騒動の中で、オンラインゲームにおける問題が浮き彫りになりましたが、皆さんはどのように感じましたか?このような形で進行するゲームには、人間同士の摩擦が発生するなど、多くの問題が存在することが多々あります。この騒動から学んだ教訓を忘れずに、インターネット上の過激な行為に加担しないよう注意することが大切です。ゲームは楽しむためのものであり、この理念を忘れないでください。
オンラインゲームの未来へ
黒兎事件を教訓とし、オンラインゲームにおける問題を解決する取り組みが進んでいます。運営会社やプレイヤー自身がセキュリティ対策やマナーの向上に努めることで、オンラインゲームの環境はより安全で快適なものへと進化していくでしょう。楽しいオンラインゲームライフを送るためには、自己防衛意識を高め、適切な対処が求められます。
まとめ
黒兎事件は、オンラインゲームにおける悪質な吊し上げ行為として衝撃を与え、多くの議論を巻き起こしました。オンラインゲームを楽しむ上で、情報セキュリティやユーザ間のトラブルなどに注意を払い、健全なゲーム環境を守ることが求められます。今回の事件から得られる教訓を忘れずに、安心してオンラインゲームを楽しみましょう。