世界中で未解決事件が発生しています。本記事では、海外で発生した20の未解決事件を詳しく紹介します。
ゾディアック事件やフィレンツェの怪物、切り裂きジャックなど、あまりにも有名な事件から、デイトナビーチ連続殺人やジャミソン一家失踪など、その背後にある謎と驚きを持つ事件まで幅広く取り上げています。
どうしてこれらの未解決事件は発生するのかについても探求します。心理学や犯罪学の視点から、初期の捜査の誤りや遅延、予断によるミス、被疑者の逃亡などの要素に迫ります。
さらには、長年正体不明だった「テントの少女」の正体も解明されて、犯人まで明らかになるなど、驚くべき展開もあります。ぜひ、国境を越えた未解決事件の謎に迫ってみてください!
- 海外で起きた未解決事件の謎とは?
- 「ゾディアック事件」未解決のサンフランシスコ連続殺人事件
- 「フィレンツェの怪物事件」カップルを狙った連続殺人事件
- 「切り裂きジャック事件」最も有名な未解決事件
- 「デイトナビーチ連続殺人事件」死体を隠さない犯人
- 「ブラック・ダリア事件」切り裂きジャックに次ぐ有名な未解決事件
- 「カエル少年失踪殺人事件」未解決の幼児誘拐事件
- 海外で起きた未解決事件の中には失踪や神隠しも
- 一夜にして村人全員が消えた「夜狸猫事件」
- YouTubeで最も有名な行方不明者「ラース・ミッタン」
- 事件後に発見されたポラロイド写真「タラ・キャリコ失踪事件」
- 海外で起きた未解決事件【正体不明の人物編】
- 名前も年齢も不明な少年「ボーイ・イン・ザ・ボックス事件」
- 犯人について離さなかった被害者「1046号室殺人事件」
- 海外で起きた未解決事件20選まとめ!
海外で起きた未解決事件の謎とは?
海外で起きた未解決事件には様々な謎が存在しています。その中でも特に有名な事件や猟奇的な事件が注目を集めています。今回は海外で起きた未解決事件の一部を紹介し、それぞれの事件の謎に迫っていきたいと思います。
「ゾディアック事件」未解決のサンフランシスコ連続殺人事件
海外で起きた未解決事件の中でも有名なのがゾディアック事件です。1968年から6年間にわたり、サンフランシスコ周辺で最低でも5人の男女が殺害されました。犯人は未だに特定されておらず、謎に包まれたままの未解決事件となっています。
この事件では犯人が警察やマスコミに対して犯行声明文や脅迫状を送りつけるなど、劇場型犯罪として知られています。特に犯人から送られてきた暗号を解読しようと試みる多くの暗号専門家や愛好家が現れましたが、未だに解読されていないものがあります。
「フィレンツェの怪物事件」カップルを狙った連続殺人事件
フィレンツェの怪物事件は、恋人同士のカップルを狙った連続殺人事件です。1968年から1984年までの6年間に、フィレンツェで5組のカップルが殺害されました。この未解決事件では犯人の特定はされていません。
事件の特徴としては、カップルが狙われていることがあります。犯人は精巧な残虐さで犯行を行っており、女性の遺体はメッタ刺しの上に異物が挿入されたり、性器が切り取られるという凄惨な状態で見つかることがありました。
「切り裂きジャック事件」最も有名な未解決事件
海外で最も有名な未解決事件と言えば、切り裂きジャック事件です。1888年にロンドンで起きた連続殺人事件で、被害者は娼婦たちでした。犯人の正体は未だに判明しておらず、事件は謎に包まれたままの未解決事件となっています。
この事件では、被害者の遺体が残忍な状態で見つかりました。切り裂きジャックという名前は、犯人が遺体を切り裂いている様子からつけられました。被害者の内臓が取り出されるなどしており、犯人は解剖や外科手術の知識を持っていたと考えられています。
「デイトナビーチ連続殺人事件」死体を隠さない犯人
デイトナビーチ連続殺人事件は、海外で起きた連続殺人事件です。2005年から2年間にかけて、デイトナビーチで女性が殺害されたり襲撃されたりしました。犯人は未だに特定されておらず、事件は未解決のままです。
この事件では、死体が隠されずに残されていることが特徴です。犯人が犯行のあと数日間現場に滞在し、被害者の家畜や犬には餌が与えられていたことから、長時間滞在していた可能性があります。ただし、犯人の特定には至っておらず、事件は未解決のままとなっています。
「ブラック・ダリア事件」切り裂きジャックに次ぐ有名な未解決事件
ブラック・ダリア事件は、1947年にアメリカで起きた殺害事件で、未だに犯人の特定はされていません。被害者の女性の遺体は上半身と下半身に分断されていました。また、遺体は洗浄されており、周囲には海外の紙幣が散乱している状態で発見されました。
この事件では、被害者の遺体が異様な状態で見つかったことから、犯人の痕跡が一切ないことが謎となっています。捜査は難航し、未解決のままとなっています。
「カエル少年失踪殺人事件」未解決の幼児誘拐事件
カエル少年失踪殺人事件は、1998年にオーストラリアで起きた幼児誘拐事件です。事件当時、駐車場で母親の目の前で少年が拉致され、その後遺体が見つかりました。犯人は未だに特定されておらず、事件は未解決のままとなっています。
この事件では、子供の拉致の瞬間が母親に目撃されながらも犯人は特定されておらず、事件の真相は明らかになっていません。
海外で起きた未解決事件の中には失踪や神隠しも
謎に包まれた事件は日本だけでなく海外でも多く発生しています。中でも突然姿を消す失踪事件は有名人などにも起こっていたり、一人や二人ではなく集団での失踪事件などもあります。ここでは未解決事件のままとなっている海外の失踪事件3つを紹介していきます。
一夜にして村人全員が消えた「夜狸猫事件」
1987年に中国の中央部陝西省の山間部で全ての村人とペット・家畜が神隠しのように姿を消しました。多くの推測を呼び様々な議論が取りざたされていますが、真相には至っていません。晶山村は現在でも村として残っていますが、失踪事件から30年以上経過し荒れ果てた家屋が立ち並んでいるだけの様です。
この集団失踪に関しては宇宙人による集団拉致説や中国共産党による強制移住説が存在しています。宇宙人による拉致は信憑性は薄いが民家が荒らされた様子や血の跡などもないことから宇宙人説を信じている人もいます。周辺の村に住んでいた住人は軍隊が村人を連れて行ったと証言する者もいたそうです。よって最有力とされているのが中国共産党の人民解放軍による強制移住ではないかと言われています。
YouTubeで最も有名な行方不明者「ラース・ミッタン」
2014年にドイツ人の28歳の青年が海外で友人と休暇を過ごすためブルガリアのリゾート地を訪れますが、その後彼が帰国する時に空港の外で監視カメラに映っていたのを最後に行方が分からなくなっている事件になります。監視カメラの映像には、青年がバックパックと手荷物を持って空港のターミナルに移っていますがその後荷物を持たずに逃げるように空港から立ち去る姿が残されていましたが、この後は監視カメラのどこにも姿はなくドイツに戻ることもありませんでした。
ブルガリアは人身売買が広く行われている国になっているため、人身売買の組織に拉致されたや、人前に出てこれない深刻な理由な理由があるなど様々な推察が浮かび上がっていますが、彼の行方は謎のままで彼の身に何が起こったのか真相は判明していません。
事件後に発見されたポラロイド写真「タラ・キャリコ失踪事件」
1988年に起きた女子大生の失踪事件となり事件から30年以上経過した2019年現在も未解決事件となっています。女子大生は1988年に母親が使用していた自転車を利用して大学へ向かい恋人とテニスをする約束をしていたりしましたが夜になっても帰宅しなかった為、警察による捜索が開始されました。
女子大生が最後に目撃された場所から5Km程離れた場所から彼女のカセットテープが見つかりました。数週間に渡り女子大生の捜索は行われましたが彼女の消息はつかむことができませんでした。女子大生の失踪から10か月後コンビニエンスストアの駐車場で口をテープでふさがれ手を後ろで縛られた女性と少年が写ったポラロイド写真が見つかり写真の傍には白いバンが停車しており通報により検問を実施するも目撃されたバンは見つけることができませんでした。
両親は娘でる可能性があると言いますが、FBIは女子大生ではないと発表しポラロイド写真に写っていたのが誰なのかも謎であり、女子大生の行方も謎のまま未解決事件となっています。
海外で起きた未解決事件【正体不明の人物編】
海外での未解決事件には被害者の遺体の状況などから身元が不明の事件もあります。ここでは、海外で発生した事件で現在も犯人だけでなく被害者の身元も不明なままで未解決事件となっている案件を2つ紹介していきます。
名前も年齢も不明な少年「ボーイ・イン・ザ・ボックス事件」
1957年アメリカで全裸の状態で毛布にくるまれ段ボールに入れられた男の子の遺体が見つかりました。年齢は4~6歳と推定されていますが身元を示すものは何もなく顔写真を公開して男との情報を求めましたが家族が名乗り出ることはなく有力な情報は得られませんでした。
事件から45年が経過した2002年に男の子を殺害したのは自分の母であるという女性が出てきましたが、確固たる証拠が出てこないまま犯人も被害者の男の子の身元も不明のまま事件は未解決事件となりました。
犯人について離さなかった被害者「1046号室殺人事件」
1935年にアメリカにあるホテルの部屋で男性が一人亡くなりました。男性は1月2日に1046号室にチェックインしました。男性は手ぶらでホテルにやってきたと言われており残されていた名簿にはローランドとの名前の記載がされていました。
遺体の状況はスーツを着ていた男性でしたが刃物で胸を数か所刺されており頭蓋骨は陥没した状態で拷問の後のように見られますが自分でぶつけたとローランドは主張します。そしてそのまま搬送先の病院で息を引き取りました。
捜査が進むにつれ多くの謎が浮かびあがりました。まずは、ローランドと名乗り所在はロサンゼルスとなっていましたがこの男性が名乗った人物はロサンゼルスには存在しないことが分かります。似顔絵を作成し情報を求めるも死亡した男性を知る人が現れることはなく被害者の男性の服やタオルは持ち去られていたそうです。
身元が不明の為、無縁墓地に葬られることになりますが、準備の最中匿名の電話で被害者は自分の義理の兄弟だから費用を出すt一方的に伝え後日現金が警察に届けられました。また、葬儀の当日にはメッセージカードと花束が贈られてくるなど謎は深まるばかりでした。
海外で起きた未解決事件20選まとめ!
これまで紹介してきたように海外では様々な未解決事件が発生しています。海外においても初動捜査の遅れや証拠が何もないことなど様々な要因から未解決事件へとなってしまいますが、未解決事件は被害者の無念も被害者遺族の心の痛みも消えることはありません。
海外で起きた未解決事件には多くの謎があり、捜査の限界を超えた事件も少なくありません。しかし、科学技術の進歩や国際的な協力の強化により、時間が経っても解決される可能性もあります。未解決事件はその解決を待つ被害者や遺族にとっては長い間の苦しみが続くものですが、事件を忘れずに真相究明に向けて取り組むことが大切です。
今後も海外での未解決事件の解明を願いつつ、被害者とその遺族の心の平穏を祈りましょう。